この原稿は「DevRel Advent Calendar 2017」の16日目の記事です。
昨日は「コミュニティ」、そして「コミュニティデザイン」について考えてみました。
今回は、実際にコミュニティマーケティングを行い、ユーザーコミュニティをサポートするための準備として考えたことをまとめてみます。
- コミュニティの「形」を考える
- プロダクト・サービスのメリット・哲学を整理する
- 「誰と」コミュニティを形作るかを考える
- コミュニティを通じて、参加者が得るメリットを整理する
- コミュニティの理想の状態を具体的に想定する
- 理想的な状態を作るための具体的な方法を考える
この原稿は「DevRel Advent Calendar 2017」の15日目の記事です。
数回に分けて、「コミュニティデザイン」のプランと実践、と題して、ビジネスコミュニティ・コミュニティマーケティングに関する記事を書いていきます。
自分は数年に渡って、属する企業のサービス・プロダクトのユーザーコミュニティの立ち上げや支援に携わってきました。
この数年の仕事を棚卸しする意味で、これまで考えたことや、経験したことを体系的にまとめておこうと考えました。
この原稿が目指すところ
ビジネスプロダクト・もしくはサービスを展開している企業のコミュニティ担当者への知識・情報共有。
コミュニティマーケティングの手法を使って、利用者・導入者と共にユーザーコミュニティを形作りたいと考えている方に、参考になれば幸いです。
この原稿は、「自社プロダクト・サービスを利用するユーザーコミュニティを支え、サポートする企業担当者」という目線からの記述となります。
あらかじめご了承ください。
html5のユーザーコミュニティとして、非常に著名な「html5j」というコミュニティがあります。メーリングリストをベースに、たびたび大規模な勉強会、ユーザーオフ会を開催して、ウェブ業界にとても大きなフィードバックを行ってきたユーザーコミュニティです。
このコミュニティの世話役をしてきたのが、白石俊平 さんという方です。白石さんは、何千名も参加するメーリングリストの世話役をつとめ、コミュニティを盛り上げてきました。
私的な考えだけど、企業のサービスや製品にコミュニティのような集まりができる時、大きく分けて
の2種類があると考えている。