Facebookにおける「友達」の分類と、パーソナル・スペース

Facebookを見ていたら、自分の友達を「分類」することができることに(今更ながら)気がついた。

具体的には、以下の4種類にわけられる。

  • 親しい友達
  • 友達
  • 知人
  • 他のリスト

この分類は、Facebookで、友人としてつながっている相手の脇にある「友達」アイコンをクリックすることで、設定できるようになっている。

以下が、日本語インターフェースの設定画面

FacebookFriendJa.png

以下が、英語インターフェースの設定画面

FacebookFriendEn.png

この分類、何か意味があるのかな・・・と、少し考えてみたところ、心理学で言う「パーソナル・スペース」と同じような分類であることに気がついた。

Facebookの分類は、おそらくこの4種類を意識して設定されたのだと思う。自分が投稿したデータのシェアも、これら4種類を自分で設定して公開できるようになっている。

これは、まるで実社会の交友をそのまま、オンライン上でトレースしているかのようだ。

Facebookは、もともとはハーバード大学の学生が、学生のために構築した、「友人関係のためのSNS」だったはずだ。SNSというと、ネット上の「友人との交流」のために使うシステム、というイメージがまだ強く残っていると思う。

でも、実際には、友人関係だけでなく、仕事の付き合いや、義理によるつながりもあるはず。オンライン (特にFacebook) は、バーチャルな別世界ではなくて、実世界をトレースした、もう一つの現実なのだなあ、と再認識した。