この記事はパン Advent Calendar 2015の17日目の記事です。
独身時代はあまりパンにこだわりがなかった自分。
結婚相手が大のパン好きだったこともあり、いつの間にかおいしいパンを食べるのが楽しみになってしまいました。
奥さんと一緒に食べた東京のパンの中で、「このパンは誰にとってもおいしいだろう」と、個人的におすすめできるパンをご紹介します。いろいろ挙げるとキリがないため、今回は「フランスパン(バゲット)、ベーコンエピ」の2点に絞ってご紹介。
自分は東京に住んでいるため、東京のパン屋さんのご紹介となりますが、ご了承ください。
フランスパンならVIRON(ヴィロン)、そしてPassage a niveau(パサージュ・ア・ニヴォ)
私的東京で一番おいしいフランスパンは、なんといっても 「VIRON (ヴィロン)」 さんのフランスパン。東京でパン好きなら、おそらく知らない人はいないのではないか、というぐらいにおいしいバゲットをいただけます。
フランスから輸入した小麦粉を使っているというバゲットは、粉の味がしっかりしていて、そのまま食べても納得のおいしさ。もちろん、ハムやレタスを挟んでバゲットサンドにしてもよいですし、軽くトーストしてバターを付けてもOK。
VIRONはバゲットだけでなく、フーガスなども絶品です。VIRONのパンはワインにも良く合うため、お酒のおつまみとしてもいけます。
VIRONは渋谷と丸の内に、それぞれ店舗があります。イートインも可能。お値段もそれなりですが、一度は食べて見る価値があります。
そして、個人的にVIRONに勝るとも劣らない、おいしいフランスパンをいただけるのが、武蔵野市・武蔵境駅の近くにある 「Passage a niveau (パサージュ ア ニヴォ)」。
今までいろいろなパン屋さんのフランスパンを食べましたが、VIRONと並ぶぐらいおいしいのはここだけでした。
店員さんに聞いたところ、小麦はカナダ産のものを使用しているそうです。
こちらのバゲットも、粉の味がしっかりしていて、そのままでも、サンドにしてもおいしい。
自分が住んでいる場所は東京の郊外で、渋谷はちょっと遠いため、おいしいフランスパンが食べたくなったときはこちらに行きます。
Passage a niveau のフランスパン近影
オリーブが入ったバゲット
チーズをのせていただきました
フルーツ入りバゲット。食パンもおいしい。
VIRONに比べると全然知名度がないお店ですが、中央線沿いにお住まいの方、もしくは三鷹市や武蔵野市、小金井市などの多摩東地域にお住まいの方は、ぜひ一度食べてみてください。
ちなみに 店名は、フランス語で「踏切脇」という意味だそうです。(以前、このお店のすぐ近くに、中央線の踏切があったことから名付けたらしい)
ベーコンエピなら梅ヶ丘の Pain de LASA(パンドラサ)
ベーコンエピなら、文句なくオススメなのが世田谷区・梅ヶ丘にある「Pain de LASA(パンドラサ)」さんです。
ベーコンエピとは、ご存知の通り、小麦の穂の形に仕立てた生地にベーコンを混ぜて焼いたパンのこと。
自分はベーコンエピが大好きで、パン屋さんに行くと必ずと言っていいほど、ベーコンエピを買って帰ります。大半のエピベーコンは、小麦の穂に当たる部分が、少し大きめ。
Pain de LASA のベーコンエピは、パンの穂に当たる部分が小ぶりで、まるで本物の小麦の穂のように、シュッと長細い焼き上がりになっているのが特徴です。
味も繊細かつ芳香で、これまた小麦のおいしさ、ベーコンの塩味加減が絶妙。何本でも食べてしまえるほどのおいしさです。
最後にPain de LASA さんのベーコンエピを食べたのは、もう15年以上も前になりますが、いまだにこのお店以上においしいベーコンエピを食べたことがありません。
なんだかんだ言って、一番おいしいのは我が家の近くにあるパン屋さん
今回は、私的おいしいパン屋さんを3店舗挙げましたが、正直「おいしいパン屋」を挙げるなら、上記以外もたくさん候補があります。パン屋さんは街の数だけ存在しますし、そしてどの街でも、長く愛されるパン屋さんというものは、本当においしいパンを焼いているお店なので、それぞれ甲乙つけがたい。
わざわざ遠出して、満員電車に揺られながら、あるいは渋滞に巻き込まれながらやっとの思いで買ったパンよりも、我が家の近くのパン屋さんで買った焼きたてのパンのほうがずっとおいしいこともよくあることですし。
それぞれの街に住む人にとって、一番なのは、その街のパン屋さんですよね、やっぱり。