Wikipediaに見るコミュニティマネージャーの定義

コミュニティマネージャーとはどのような職種であり、どのように定義されているか。

Wikipediaを見てみたが、日本語版には記事は存在しない。

英語版に記述があったため、抄訳してみた。以下、2013年2月時点の記事を元にしている。

記事には、コンドミニアムや住宅所有者組合の調整役、つまり、「地域住民のマネージャー職」としてのコミュニティマネージャーについて、記述している。

その後にいわゆる企業内のコミュニティマネージャーについての記述があった。

さらに、現在では企業や組織のポジションとしてのコミュニティマネージャーが存在する。これらにおいて、コミュニティマネージャーは、広報やカスタマーリレーションの職務を持つ。
 
(Moreover, nowadays one can find this position in companies or organizations not connected to housing or condominium. In these cases a community manager has duties connected to public relations and customer relations.)

コミュニティマネージャーの職務として、以下の8つがあるとのこと。

  1. コミュニティとの絆、満足度、コミュニティの状態を把握するために、コミュニティの考え、気持ちを吸い上げる
  2. コミュニティからのメッセージ、顧客、そしてアイディアを注視する
  3. 新機能と、顧客と企業による成果をアナウンスする
  4. 組織の要求をしかるべき人々に対してとおす
  5. コミュニティの様々な声(騒音)を企業、顧客に対して有益なものになるようデータ化する
  6. 解決すべき問題を抱える顧客に対して1対1で注意を傾ける
  7. フォーラム、ソーシャルネットワーク、Youtube、ウェブキャスト、そのほかのメディアのチャンネルの管理者となる
  8. 顧客と企業の関係の中で起こっているわずかな乱れをコミュニティ、Twitter、Facebookなどを察知し、記録していく

8つの職務の原文は以下のとおり。

Duties

The community manager holds several duties:

  1. Absorbers the emotional temperature of the community in order to monitor health, satisfaction, and engagement;
  2. Watches over threads, customers and ideas;
  3. Announces new features and accomplishments of the company and the customers;
  4. Routes requests about the organization to the right people;
  5. Transforms the noisiness of the community into data that is beneficial for the customers and for the company;
  6. Provides one-to-one attention to customers with issues that need to be solved;
  7. Is a master of forums, social networks, YouTube, webcasts, and other media channels;
  8. Keeps track of the vibrations from the community, Twitter, Facebook and other sources to sense the slightest disturbances in the company-customer continuum.

英語版のWikipediaには、「Online Community Manager」というページもあるため、追って抄訳してみたい。