「TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」の読書感想

TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」という、とてもとても長いタイトルの本を読みました。

TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール

以下、メモ書き程度に感想文をば。

中身は真面目な英語勉強本

いかにも「釣り」気味のタイトルですが、内容は極めてまじめな英語勉強本でした。どちらかというと「英語の勉強に近道はない」といったタイトルの方がしっくりくる内容です。本書中のメッセージをひこことでまとめると、

語学の学習に近道はない、けど、人によって「効率的」な学習方法はある

ということだと思います。客観的だけど、説得力のある文章が多いです。本文の78ページに

英語の「さしすせそ」とは、「単語、文法、発音、リスニング、表現力」

と説き、最初に単語、次に文法、という順番で、英語上達の順位付けをしています。

これは個人的にも大いに納得。ときどき、英語について書かれているブログやコラムに

  • 日本人がいつまでも英語で会話できないのは、文法ばっかり勉強しているからだ
  • もっともっと英会話の時間を増やすべきだ

という論調を見かけることがありますが、いやいや、文法大事。仕事で英語を使っていると、特にそう思う。

僕は著者の方ほどの英語力はないけれど、全く同意見です。

編集力が生んだベストセラー

英語の本は左開き、横書きが多いが、この本は右開き、縦書きで読みやすいです。英語の本としてはとても珍しいです。内容もしっかりしているけれど、どちらかというと、タイトルも含めて、「編集力」によって生み出されたベストセラー、と言える気がします。

もしこの本が、「私の英語勉強法」のような目立たたないタイトルで、横書き・左開きだったら、ここまで売れてないと思う。

ECサイトのレビューを見ていると、意外にこの本に対して点数が低く、批判的な論調が多いけど、なぜだろう。やっぱり釣り気味のタイトルと、中身が違うからかな。

というわけで、雑駁な感想文でした。