ブルックリンのフリーマーケット「Brooklyn Flea」 (2012年10月13日)

プロスペクトパークのジョギングが終わったあと、シャワーを浴びてブルックリンを散歩することにした。ブルックリン滞在が決まってから、当地のことを色々調べていたときに密かにチェックしていたイベントがある。ブルックリンでは、土日にフリーマーケットが行われており、熱く盛り上がっているらしい、ということ。名前は「Brooklyn Flea」というらしい。

Brooklyn_Flea

滞在先の管理人さんに、Brooklyn Fleaのことを聞いてみると、ブルックリンのみならず、ニューヨーク、ひいてはアメリカでも注目されているフリマらしい。曰く、以下のような特徴があるとのこと。

  • ブルックリンのあちこちで行われている。曜日によって開催場所が異なる。
  • 屋外の会場もあるし、教会のような屋内の会場で行うこともある
  • 運営がきっちりしている。開始時間、終了時間が厳密に守られている。出店者のチェックが厳しく、開始時間に間に合わない、あるいは出店予約をしながら不参加など、運営に対して不誠実な場合、以後の出店を禁止するなどの措置をとっているようだ。
  • ここから、全米に知られるブランドに発展した店舗もある。People's Popというブランドが最近注目されているが、ここもブルックリンのフリーマーケットから有名になったらしい。

昼食を食べるまでの間、ぶらっとフリーマーケットを眺めに行く事にした。

早速外に出てみる。

宿の近くにFort Greenという通りがあり、そこでフリーマーケットを行なっていた。ところが、出店数が非常に少なく、全部あわせても10あるかないか程度。「これが有名なフリーマーケット?」と、肩透かしを食らう。

おかしいと思い、宿に戻って調べ直してみると、Broolyn Fleaは一箇所だけではなく、ブルックリン内のあちこちで行われていることが判明。Fort Greenは、いわばサテライト会場のようなものらしい。どおりで規模が小さいと思った。

改めて外出しなおす。Lafayette Ave.の、「Fort Green Flea」という会場へ向かう。Brooklyn Fleaのウェブサイトによると、この会場では、だいたい150程度の出店者がいるらしい。

ブルックリンの街並み

会場までは、宿から歩いて10分程度。秋の気持ち良い日差しの中、ブルックリンの街を散歩する。

Brooklyn Fleaの入り口

会場は、ネットに囲まれた、校庭のような場所だった。受付があるが、基本的に出入り自由らしい。

Brooklyn Fleaの店舗

中を覗く。レコードを並べる店、Tシャツを並べる店、バッグだけを扱う店、食べ物屋など、本当に多種多彩。

ちょっとこじゃれたアクセサリーを置いてある店があったので、60すぎと思しきおじいさんの店主に

「May I take a photo? (写真をとっても良いですか?) 」
と聞いてみた。すると突然

「あーあ、また写真か。写真は良いけど、せっかくだから手にとって買ってくれないかね。最近のお客さんはよく写真を取りたがるけど、&!"$#%Q%W・・・」

と、早口のよくわからないアクセントの英語でまくし立てられた。苦笑いしながら店を出る。

Brooklyn Fleaの風景

Brooklyn Fleaの風景

Brooklyn Fleaの風景

この日は本当に良い天気で、雲がほとんどなかった。ただ、気温は低く、肌寒い感じがした。滞在中、ニューヨークは寒暖差が激しく、少々しんどかった。

プレッツェルを買ったお店

手作りのパンを売っているお店。可愛い女性が店主をしていた。せっかくなので、プレッツェルを頼む。一つ$4。結構値段がするのだな、と思った。味はなかなかのものだったけど。

フリーマーケット内を、プレッツェルを食べながら歩いていると、通りの向こうからヒスパニックのような男性が声をかけてきて
「Oh, pretzel! Good! Where have you boutht it? (あ、プレッツェル! いいね! どこで買ったの?)」

と聞いてきた。

「Overther (向こうだよ)」

と答えると、「Thanks!」と言って、そのままお店へ向かっていった。

それにしても、ニューヨークの人たちは、本当にプレッツェルが好きだ。マンハッタンの途上では、プレッツェルとホットドッグの屋台がたくさん見つかる。

大型のゴミ箱

会場内の大きなゴミ箱。

Brooklyn Fleaで見つけた、白い家具だけを売っているお店

Brooklyn Fleaで見つけた白い家具だけを売っているお店

白い家具専門店、という店もあった。

小一時間ほど歩きまわると、またお腹が空いてきたので、ランチを食べるために会場をあとにした。

日本のフリーマーケットと違い、オリジナルブランドの商品が多い

Brooklyn Fleaを回って感じたのは、日本のフリーマーケットで言う「古着、使い古した私物」の販売だけでなく、オリジナルブランドの商品を出している店主が多かった、ということ。

オリジナル・ブランドといっても、別にこじゃれたロゴや綺麗なパッケージングがされているわけではない。自分たちの手作りの作品、それは例えば絵や絵葉書、アクセサリ、スイーツ、あるいはパンやオリジナルのお菓子など、いわゆる工業製品ではなく、自分が作った作品を売っている、ということ。

もちろん、日本のフリーマーケットのように、古着のTシャツや衣類を出している店もたくさんあるし、レコードやCD、おそらくは子供の頃に遊んだであろうTVゲームのカートリッジを無造作に並べている店もある。一方で、それなりの野心を持ち、自分の作品にブランド名をつけて、売っている店も相応に存在していた。

いわば、テキ屋や学園祭の模擬店のような店から、アーチストのたまごのような人たちのギャラリー、そしてパティスリーのようなお菓子屋まで、ありとあらゆる種類のコンセプトのお店がごった煮のように混じりあっているのが、このBrooklyn Fleaの大きな特徴であり、日本のフリマとの違いなのだな、と感じた。

ある意味、とてもアメリカらしいフリーマーケットだったような気がする。