エウレカセブンAO 第12話 「ステップ・イントゥ・ア・ワールド」感想

今回は怒涛の展開でした。ゲッコー号の登場にも驚いたけど、それよりも、エウレカがあんなに堂々と現れるとは思いもしませんでした。

物語が急展開して、来週はどんな話になるのか、目が離せません。

アオをめぐる「親」の立場の人たち

AOの世界では、主人公であるアオにとって、親のような立場の人たちがたくさん出てきます。 今回の12話だけを取り上げても

  • チームハーレクインのチーフ、ハンナ。チームの子供達に「ママ」と呼ばれている
  • イビチャ。仕事上の仲間という立場を超えて、アオの保護者であろうとしている
  • エウレカ。実の母親、のはずだが・・・

と、3人もいました。ですが、いずれもアオにとっては、「本当の親」と微妙に異なる。

ハンナは、アオに一切の疑問を捨てて、ただ甘えさせようとする。けれど、アオは「どんなに優しくても、本当の母親ではない」といって、保護者としてのハンナを拒絶します。

イビチャは保護者として、なによりもアオを守ろうとするけれど、それは親としての愛情とは微妙に異なる。

ついに登場したエウレカは、アオの本当の親・・・のはずだけど、何やら様子がおかしい。エウレカが登場するシーンでは、一瞬お腹の膨らみを映し出すシーンがありました。おそらく、妊娠して、お腹に子供がいる状態なのでしょう。この子供がアオかどうかはまだ分からない。もし、お腹にいるのがアオだったとしても、エウレカにとってはまだ「生まれる前の状態」だし、アオにとっては「まだ自分を産んでいない」=母親としてのエウレカではない、ということになります。

いわば、どれもアオにとっては親のようであって、微妙に違う人たち。アオは、何を感じ、どのように考えるのでしょうか。

エウレカに出会ったアオがは、何を考えるのか

私事ですが、僕も2児の父親です。長男はもう小学校2年生、「親が絶対に正しい」時期はすぎて、自分の周りの物事に、いろいろと疑問を持ち始める年頃です。友だちとの関係にも悩みが出始めているし、父親も母親も、優しくするだけではなくて、時には厳しく叱る存在になり始めました。

子供も僕も、いろいろとつまずき、ぶつかりながら、それぞれ親として、子どもとして、お互いに相対し始めています。

今回のアオとエウレカは、そんな「親子のぶつかり合い」を飛び越えて、いきなり出会ったわけで、しかもエウレカは自分を生む前、つまり「母親になる前」の女性として現れています。

この2人は、果たしてどんな会話をするのでしょうか。自分がそんな立場になったらどうだろう・・・と考えると、なんだか落ち着かず、ドキドキしてしまいます。

ゲッコー号はいつからスカブコーラルに埋もれていたのか?

今回見ていて、わからなかったのが「ゲッコー号は、いつからスカブコーラルの中にいたのか?」ということです。国連がゲネブルに排除を依頼する前には、当然スカブコーラルの調査をしているはずですし、ゲッコー号のような大きな機体があったら、金属反応がありそうなものです。

あのシーンの直前にナルが画面に現れています。よく見ると、ナルがアオの危機を察したときにピンクの触手のようなものに包まれて、スカブコーラルに瞬間移動したように見えるんですよね。もしこのタイミングで、ゲッコー号とエウレカが現れたとすると、ナルはエウレカやゲッコー号の出現に深く関係が有ることになるのですが。

そういえば、ナルが病気になったのは、10年前にエウレカが姿を消したタイミングと同じらしいし、それ以来ナルは「ユタ」の能力に目覚めた、という設定になっているんですよね。このあたり、なんだか深く関係がありそうです。