フレッシュプリキュアのエンディングを、ダンサー視点で分析してみたよ

日曜午前中、うちの子供は、戦隊物や仮面ライダーと一緒に、よく「フレッシュプリキュア!」を見ています。

一緒に見ているうちに、親である僕もはまってしまいました。せつながイースからキュアパッションに変わっていく一連のエピソードなど、結構泣けるストーリー展開で、思わずぐぐっとのめりこむように見ておりました。

さてこの番組、知っている人は知っていると思いますが、エンディングで、CGのキャラクターがダンスを踊ります。

放映開始から、7月までのエンディングはこういうダンス



で、先週(8月)から新しくなったのがこれ




見れば分かるけど、明らかに難易度が上がっています。

1本目のダンスは、シンメトリ(左右対称)の動きが多くて、比較的単純。そんなに難しくありません。リズムも基本的に8拍とその間(アンドカウント)だけ。けれども、ダンスの基本的な動きがみっちり入っていて、よく練られた振り付けになっています。

一方、2本目のダンスは、シンメトリの動きが少なくなって、腕の動き(ジャズダンスではアームスと言います)がしっかり表情を作っているのが特徴的であります。リズムもあきらかに8拍+アンドカウントから外れた、流れる動きが多いので、ストリート系の人には踊りづらい動きが多いと思います。逆にジャズダンスをやっている人には、比較的見慣れた動きが多いです。より、ジャズダンスによった振り付けといえます。

両方とも、タレントの前田健さんが振り付けを作っているのですが、あきらかにレベルを変えているのがわかって面白いです。

前田健さんは、ニューヨークのBroadway Dance Center(ジャズダンスの超メッカ)で長い間修行していたそうで、つまり、ばりばりのジャズダンサーです。この振り付けを見ていると、それぞれに良く考えられた難易度や振り付けになっていて、納得であります。

ところで、1本目のダンスの最後、空中に浮かぶ床の上でのダンスシーンは、ジャネット・ジャクソンのプロモーションビデオ 、「Doesn't Really Matter」そっくりです。こちらもぜひご覧ください。


 

■フレッシュプリキュアのダンスをコピーするポイント

以下は、フレッシュプリキュアのエンディングダンスを覚えたい、コピーしたい、という人のための、簡単な手引きです。ダンス経験の無い人はご参考ください。(ダンス経験のある人は、誰でも知っていることばかりです)

1・8カウントで振付を区切る

コンテンポラリーダンスやバレエを除くと、ジャズダンスやストリートダンスをはじめとして、ほぼ全てのダンスは8カウントを基本に振付が作られます。一件、8カウントで収まらないように見える振付でも、よく分解すると、8カウント×2=16カウントで構成されたり、8カウント×3=24カウントで構成されたりしていることが多いのです。

このため、振付をコピーする際には「8カウントの区切り」を意識すると、覚えやすいです。

2・上半身(腕、胸など)と下半身(ステップなど)を分けて覚える

一見難しそうな振付の場合、脚の動き=ステップと、上半身の動きを分けて覚えましょう。

たとえば、フレッシュプリキュアの初代エンディングのダンスのステップは

  • サイドステップ(足を左右に開いたり閉じたりして重心移動する)
  • ボックスステップ(4カウントで、四角を書くように足を動かす)の変形
  • ピボットターン(片方の軸足を中心に、体の向きを変える)

などなど、非常に基本的なステップが多用されています。この、ステップだけを最初に覚えて、後から腕の動きを覚えると、振付のコピーが楽になります。

というわけで、興味のある方はがんばってみてください。