嘘だといってよ、マイケル

自己紹介のページにも書いているけど、僕はダンスが大好きだ。

ダンスを踊り始めたのは、マイケルのスリラーとビートイットをみたから。何度も何度もすり切れるほど見て覚えた振り付けは今でも踊れる。ムーンウォークもマイケルから盗んだ。

Thriller

Beat It

当時はダンススタジオなんてどこにもなくて、テレビや1万円もするベータのビデオを買って、自分で盗むしか方法がなかった。全部独学で覚えた僕にとって、最初のダンスの先生はマイケルジャクソンのビデオテープだった。

東京に来て初めて行ったコンサートはマイケルの東京ドームツアー。僕は東京で3回しかコンサートやライブを見たことがない。あと2つはジャネットジャクソンとキャンディダルファー。

行ったのは1992年の、大晦日のコンサートツアー。スムース・クリミナルでは、本当に目の前でダンサーたちが斜めで静止して、おぉーっと歓声があがった。マイケルは小さくしか見えなかったけど、ダンスのかっこよさはビデオで見たそれと一緒。ビリージーンのソロステップは忘れられない。

夜中の12時まで続き、 いよいよ新年のカウントダウンという頃、マイケルが一度、楽屋に戻る。ステージではバンドのメンバーが、刻一刻と迫る年の変わり目に向けて、演奏をヒートアップさせる。きっとマイケルは、93年を迎えた瞬間に出てくるのだろう。どんな演出なんだろう。

そして、12時。バンドのメンバーの一人が言った。

 

「コ レ デ オ シ マ ー イ、 サ ヨ ナ ー ラ !」

 

え?これでおしまい?マイケルは?

結局マイケルは出てこなかった。ドームに集まった5万人が一斉にずっこけた。

ものすごい肩透かしだったけど、今では笑い話だ。

はじめて行ったディズニーランドのアトラクションで、一番楽しみだったのは「キャプテンE.O」だった。みんなスペースマウンテンやビッグサンダーマウンテンに行きたがったけど、僕は真っ先にキャプテンE.O」を見に行った。

We Are Here To Change The World

 

今の奥さんとはダンスがきっかけで出会った。あのときダンスを始めていなければ、僕の人生は全然違っていたと思う。今の大事な友人の多くはダンスがきっかけで知り合った。

忌野清志郎、三沢、マイケルジャクソン。 すごい勢いで昭和とか20世紀とか80年代とか、そういう時代のようなものが幕を閉じようとしている気がする。

マイケルジャクソンは永遠だ。

今僕がそう決めた。