活気があったCMSコミュニティ―OSC2009Tokyo/Springの感想・1

 

2009年2月20日(金)-21日(土)、東京の大久保で「オープンソースカンファレンス2009Tokyo/Spring」が行われました。(以下、OSC2009TS)
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僕はMODxのスタッフとして、展示の手伝いをしてきました。2007年から参加して、かれこれ3年連続での参加となります。 今回のOSC2009TSでは、いろいろと参考になるもの、考えさせるものが多い展示会でした。とても1回では紹介しきれないため、3回にわたって感想文を書かせていただきます。非技術者から見た視点としてのメモ書きになります。

1回目はイベント全般とCMSの感想、2回目はAjaxフレームワーク、3回目は日欧のCMS感の違いについて書こうと思います。

バリエーションにとんだ出展者、セミナー

オープンソースカンファレンスは、オープンソースカンファレンス実行委員会が主催し、びぎねっとさんが毎年企画・実行ている展示会です。IDGさんなどがやられている、いわゆる商業ベースの大型展示会とはコンセプトが根本から違うのが大きな特徴です。

一般的な展示会は、どちらかというとビジネス交渉がベースにあり、モノやサービスを売りたい人と利用したい人と買いたい人をマッチングさせるものが多いと思います。

OSCのほうは、完全に「オープンソースプロジェクトに参加する全ての有志による、発表の場、情報交換の場」となっているのが特徴です。やや古い情報ですが、びぎねっとさんのウェブサイトに、「オープンソースコミュニティ・企業・団体による展示・最新情報の提供、セミナーの開催などを目的としたカンファレンス」という説明が書いてあり、この文章がこの会の様子を一番良くあらわしていると思います。

展示会の雰囲気は、良い意味で「学園祭」に近いノリを感じさせます。めいめいが普段の研究・開発やプロジェクト参加の様子を、手作り感覚満載で発表する様子は、学園祭の出店さながらです。

一方、企業による参加も目立ちます。日立製作所さんや野村総合研究所さんなど、オープンソースをビジネス利用している企業の皆様も、独自に展示ブースを出しています。

今年は、セミナーが非常に充実しておりました。
はてなのスタッフによる仮想化技術に関するレポート、マイクロソフトさんのオープンソースへの取り組みなど、面白そうなものがいっぱいでした。僕はブースの留守番中心だったので、残念ながら内容についてはレポートできませんが、他にも聞いてみたいセッションが沢山ありました。

今年の大きな特徴の一つは、なんといってもマイクロソフトさんが出展していたことでしょう。オープンソースの展示会にマイクロソフトのブースをみるとは、想像もしませんでした。

 

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掲示板にポストイットでMSに対する一言募集。意見を表明すると、ミネラルウォーターとOAクリーナーがもらえた。

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意見の一つ。Vistaに関するコメントは思わず苦笑するものが多かった。

「7楽しみにしています」と書いた僕は、VistaをわざわざダウングレードしたXpユーザーであります。

CMSはとても充実していました

さて、僕が参加したMODxのグループは、GeeklogさんやTypo3さんなど、他CMSと同室でありました。ほぼCMS部屋といってよい状態でした。

個人的に、特に興味を惹かれたのはWordPressコミュニティの一部有志の皆さんが「渋谷wordpressユーザー会」として出展していたこと。とても有名なWordPressですが、この手の展示会でユーザー会の方が出展したのを見かけたのは、不勉強にして初めてお見かけしました。現在のWordPressの勢いを現しているなぁ、WPはまさに普及期に入っているんだなぁ・・・と感じました。

また「PHPMotion」というソフトも非常に面白そうでした。いわゆるYoutubeクローンを開発可能なエンジンで、ffmpegとMplayerをPHPで包んだ感じのシステムでありました。動画CMSといってよいでしょうね。今後は要注目だと思います。

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今回は「CMS大集合」と銘打ったセミナーが開催されましたが、観客が多くてびっくりしました。展示者数が増えたこと、それに合わせて観客が増えたことなど、CMSというキーワードが一般に認知されてきたのだろうと思います。 3年前と比べても、CMSの展示ブース自体に興味を示す人が非常に増えており、それぞれのブースで活気ある情報交換が行われておりました。

総じて、今回のOSC2009TSを見ると、日本国内も多種多様なCMSが流通し始め、それぞれ活気が出てきたことを肌で感じました。今年は、CMSというキーワードがどんどん一般的になっていくのでしょう。