2012年3月25日 10:00

CEFRと英検、TOEICのレベルの関係

先日、NHKの英語テキストを買ったところ、難易度を示すレベルわけの表記が、見慣れないものになっていました。
昨年までのレベル表記は、1-5までの5段階によるものでした。

2011_nhk_level.png

今年は、ABCを基準として、それぞれをさらに2段階に分けた、6段階に分かれています。

2012_nhk_level.png

気になって調べたところ、このレベル分けは、ヨーロッパ言語圏で指標となっている「CEFR(セファール)」と呼ばれる基準によるものだ、ということがわかりました。以下、CEFRについて調べたことをメモ書き程度に記述します。

CEFRとは何か

CEFR(セファール)とは、「Common European Framework of Reference for Languages」の略称で、ヨーロッパ言語圏で広く使われ始めている語学レベルの指標を示すレベル分けだそうです。

2012年度からNHK英語講座が導入する新基準 CEFR(セファール)とは?
CEFR(Wikipedia)

何のために使われるのか

文化交流基金のウェブサイト内にある 世界の日本語教育の現場から という記事によると、欧米、特にEU圏で使われている、各言語の習熟度合いを示す指標として使われているようです。以下、同記事より抜粋。

ところで、CEFRとは、欧州評議会というところが「ヨーロッパ共通で使いましょう」と提唱した言語教育と評価の方法のガイドラインです。多言語使用が特別なことではないヨーロッパで、共通の指標があるのは確かに便利です。たとえば「私の英語はこのレベルだけどイタリア語はこのレベル。よし、今年はイタリア語をがんばろう!」と自分で比べて考えられますし、履歴書に「CEFRで○○レベル」と書けばEU内のどこに行っても通用します。また、CEFRで大切なのは、言語能力を知識の高さだけでなく実際に「聞く、話す、読む、書く」ことができる技能の達成度を重視するという考え方です。

英検やTOEICに換算すると、どうなるか

日本人にとって、もっとも馴染みがふかい「TOEIC」「英検」は、CEFRに換算するとどうなるのか。
調べたところ、英検、TOEICそれぞれのウェブサイト内に、目安となる表がありました。

英検とCEFRとの関連性について(日本英語検定協会)
TOEICの点数をCEFRにマッピングすると(文章内に、相関表PDFへのリンクがあります)

これを見ると「CEFRのC1レベル=英検1級、TOEICでは935点以上」ということになりそうです。

自分はどのレベルに当たるか

自分の英語レベルをCEFRに置き換えると、どの程度になるか、調べてみました。

僕は英検が準1級、TOEICが800前後ぐらいです。それぞれ、英検の換算表TOEICの換算表で見たところ、「B2」レベルに当たるようです。

NHKが提供している「英語力測定テスト2012」を試してみたところ、こちらでもB2レベルの教材をおすすめされました(^^;

nhk_cefr.png

参考文章

CEFRについては、以前NHKラジオの「ビジネス英会話」講座を担当された、日向清人先生が、スペースALC内でかなり詳しい論述をされています。

日向清人のビジネス英語雑記帳

ご興味の有る方は、こちらも合わせてご覧下さい。

・CEFRと英検、TOEICの換算表は、それぞれの機関が独自に調査した相対評価で、「英検準1級なら必ずCEFRのB2に当たる」と決まっているわけでは無いようです。ご参考まで。