去る09年6月27日、主として日本国内で開発されたCMSが一同に介し、それぞれの特徴をプレゼンするイベント「CSS Nite LP, Disk 6」が行われました。
登壇したのは
・SOY CMS
・Web Release2
・CMS Designer
・RCMS
・a-blog CMS
ショートプレゼントでは
・bingo!CMS
・Jimdo
・PowerCMS for MT
の合計8本のCMSでした。
感想がなかなか書けないうちに、様々な人たちがすばらしい文章を公開しております。
特に以下については、完全に同意。まったく同意見です。
Dakinyさん
http://www.dakiny.com/archives/cms/css_nite_lp_disk_6cms/
藤本壱さん
http://www.h-fj.com/blog/archives/2009/06/28-092948.php
中谷さん
http://d.hatena.ne.jp/ramen4423/20090628/1246206596
この3つの記事が良くまとまっていらっしゃるので、これ以上付け加えることも無いのですが、極私的な感想を書きます。
1・ MTと同等のパフォーマンスを持つCMSはあったけど、MTを凌駕するCMSは見当たらなかった
MTをばりばりに使いこんでいる人にとっては、これが偽らざる本音ではないでしょうか。
いずれのCMSも非常に良くできており、MTと同等、ものによってはMTにはない特徴を持っているものもありましたが「あきらかにMTと一線を画す」というものは無かった気がします。
僕もここ1年は、ばりばりにMTを使い込んでいるため、ある程度のCMS要件はMTでほとんどカバーできてしまいます。
なので、新規CMS の学習コストを考えると、「現在MTを使いこなしている人」にとっては、無理に乗りかえる必要はあまり無い気がしました。
あえていうと、RCMSとbingo!CMSが、ちょっとコンセプトが変わっており、ここはMT使いの中でも評価が分かれそうです。が、RCMSで実現できることは、その気になればMTでも結構できるんですよね・・・。
なんだかんだいっても、MTの山は高いなぁ、と改めて再認識。
ここを攻めて行く、つまりMTユーザーをMTから引き剥がすには、さらに商品コンセプトや戦略を絞り込んでいかないと、結構難しいんじゃないかなぁ・・・。
2・MTにアレルギー反応を起こしていた人、挫折した人、これからCMSに取り組む人にとって、「MTの学習コスト」は相応に高いので、国産CMSは強力な選択肢だ
僕が本格的にMTを触り始めたのは1年半前ですが、最初に「うわー」と思ったのは、おびただしいMTタグ群と技術情報でした。
「これからこのMTタグとか、技術情報を覚えるの?すごい学習コストだなぁ」という。
なので、現在までMTを触っていない方、MTに挫折した方、MTが難しいと思う方の気持ちはすごく良く分かるのです。だって、最初はとても難しいから。
今回のイベントは、そういう人たちにとって、これから数年間、仕事や個人で使えるツールを探しに来ている人たちだったと思います。そういう方々には、既存のhtml、CSSあるいは xsltの知識をそのまま延長する形で使えそうなCMSが沢山ありました。きっと、理解しやすく、ファーストチョイスに選ばれると思います。
つまり「MTが新規ユーザーを獲得するまでの障壁があがっている」と言うことです。
3・今までのエンタープライズCMSはちょっと厳しい、というのが正直なところ。
自分もエンタープライズ系CMS、商用CMSを扱っていたので良く分かる。他のブログにもかかれていますが、WebRelease2で「ここがすごい」「こんなことができる」といっていた箇所は、MTあるいはMT+拡張プラグインでできちゃうのです。Flashのxmlコントロールも、大量のデータインポートも、MTで可能なんですね。
個人的には、Web Release2には、価格が高いなりに「おおっ、さすがにすごい」っていう部分を見たかった。最後まで、会場が求めていたものとプレゼンテーターが提示しようと思っていたものがすれ違っていた感じ。それがとても残念。
4・これからCMSを普及させるなら、より「売り」の部分、「コンセプト」を鋭角化していく必要がありそう
他のCMSもそれぞれ素晴らしいものばかりだけれど
「自分ところのコア・コンピタンスはここだ」という部分をもっと明示的にアピールすればもっとよかったのに、というのが偽らざる感想。
来場した皆さんは、僕も含めて、いわば「合コン会場でパートナー探しに来ている参加者」なわけで、自分にぴったり合った相手を探していたんだと思います。そういう相手を誘い出し、誘惑して、虜にさせるような決め文句、強引な口説き文句で攻めてもらえると、もっと「ぐぐっと」きたと思います。
そういう意味では、「戦略は?」とお聞きしたときに、アルファサードさんから一言「サポートです」と言い切られたのは、「おおっ」と思いました。事前にしっかりと、自社の強みや戦略を分析しないと、きっとあそこまで言い切れないですよね、絶対。
いずれにせよ、全てのCMSそれぞれにきらりと光るものがあり、今後ますますCMS全体の動向が楽しみです。
次は外国産のCMSも交えた形で、こういうイベントが開催されることを期待します。


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