フレームワーク化するAjax―OSC2009TSの感想・2
「オープンソースカンファレンス2009Tokyo/Spring」(以下、OSC2009TS)の感想その2。本日は、Ext.JSとAjaxのフレームワーク化についてです。
強力なインターフェースを実現する「Ext.JS」
ちょっと前はPrototype.js、最近はJQueryが人気の、Ajaxのライブラリ集。いまやウェブサイト制作の現場に欠かせないライブラリ群となっています。
Ext.JSも、そんなAjaxライブラリの一つです。僕はAjaxの最新動向にはあまり詳しくないのですが、MODxの本家チームが、管理画面に利用するAjaxライブラリとして検討していたことから、その存在を知りました。
Ext.JSは強力なライブラリ集で、ブラウザ上で非常にリッチなインターフェースを実装できます。
@ITで、Ext.Jsの解説記事が掲載されていますので詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.atmarkit.co.jp/fwcr/rensai/ajaxrecipe03/ajaxrecipe03_1.html
また、英文ですが、本家サイトによるExt.JSのサンプルも公開されています。
http://extjs.com/deploy/dev/examples/samples.html
今回のOSC2009TSには、このExt.JSのユーザー会である「Ext JS Workshop」の皆さんが参加されておりました。個人的に非常に興味をそそられたため、お話を伺ってみました。
以下、箇条書きで話の内容を書くと
- Ext.JSは、アメリカの「Ext社」によってメンテナンスされている、Ajaxライブラリである
- 日本では「Ext Japan」というLLC形式の合同会社として、Ext.JSのサポートを行っている。
- 週に一度勉強会を開いており、様々な実装開発についての議論を行っている
- Ext.JSにはライセンス携帯が複数あり、オープンソース形式のものはユーザーに自由に使ってもらっている。
- Ext.JSはDojoと比較されることが良くある
とのことでした。アメリカのExt社もLLC形式のようです。オープンソースに携わる方々は、LLCによる会社設立を行う方が多いですね。
僕が非常に興味深いと思ったのは、Ajaxのライブラリ集をデュアルライセンス形式で配布している、というところです。不勉強だったのですが、いまや一部のAjaxライブラリは、企業向けのウェブアプリソリューションとして専門のサポートビジネスが立ち上がるところまで来ているのですね。
そういえば、オープンソースの紹介サイトで著名な「MOONGIFT」さんで、「CSSのフレームワーク」が紹介されたことがありました。CSSやAjaxは、いまやどんどん大型化して、PHPにおけるCakePHPや各種CMSのように、フレームワークシステムの域にまで達しつつあると言うことでしょう。
Ajax技術のトップランナーといえばどうしても「Google」を思い出してしまいますが、Googleに限らず、様々なオープンソースプロジェクトがそれぞれの長所を生かしつつ、日々切磋琢磨を行っている、という事実を改めて勉強させていただきました。
まだまだExt.JSを利用した開発、というところまで手が届きませんが、いつかExt.JSをバリバリに触れるようになったら、一度勉強会に参加してみたいと思います。
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