アル・ヤンコビックのビデオに見るIT業界の変化

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アル・ヤンコビックという歌手をご存知ですか?

マイケル・ジャクソンやマドンナ、スターウォーズなどの映画まで、有名な曲、ヒットした曲から映画までを題材にして、パロディにして歌っている歌手です。

その作品が、パロディとしても曲としても、あまりに完成度が高いため、見ていて思わず笑ってしまうと同時に見入ってしまう作品が多いのが特徴です。

アル・ヤンコビックは2006年に「White&Nerdy」というヒット曲を出しています。アメリカでもっとも有名なヒットチャート「ビルボード」で、パロディながらTop10に入っており、Youtubeではすでに4000万回以上(!)閲覧されているというビデオであります。

 

 

この作品は、ネットヲタクの生態を見事に捉えていて、歌詞・映像が最高に面白いのです。例えば:

・MySPACEで友人にビル・ゲイツが入っている

・Wikipediaを編集して音楽会社の記事を荒らしている

・歌詞中「JavaScript(プログラミング言語)はクリンゴン語(スタートレックに登場する架空言語)と同じくらい流暢にしゃべれる。」というフレーズがある

・歌詞中「エルゴノミック・キーボードは俺を退屈させない。」 というフレーズがある

・歌詞中「オンラインショッピングでは、PCの記録メディアを買っている。」というフレーズがある

などなど、他にもいかにもありそうな描写でいっぱいであります。

 

実は、アル・ヤンコビックは1999年に「It's all about The Pentiums」という曲をリリースしています。

 

 
ここでも面白い映像・歌詞が続くのですが、歌詞の対象はかつて「ウィンテル」と呼ばれた、マイクロソフト・インテルを中心としたパーソナルコンピューティングがパロディの対象となっているのです。
 

・ライブ会場が「COMDEX」(90年代の代表的なIT展示会)になっている

・歌詞中「プラグ&プレイはばっちりさ、y2k(2000年問題)なんか気にしない」というフレーズがある

・歌詞中「デフラグで最高のスリルを味わうのさ」というフレーズがある

・歌詞中「お前のCPUは286なのかい?笑わせるぜ」というフレーズがある(注:286とはインテル系CPU「80286」と呼ばれる、80年代後半の主力CPUのこと)

 

などなど、対象は主にパソコンそのもの、CPU、オフィスソフトなど、ウィンドウズとその周辺が対象となっています。

「It's all about The Pentiums」から7年、アル・ヤンコビックのパロディの対象はネットの「こちら側
=パソコンとOS上のソフトウェア」からネットの「あちら側=ネットワークサービス」に移ったともいえるわけで、この辺にもここ最近のITトレンドの移り変わりが現れているんだなぁ・・・などと感心してしまうわけであります。

もっと楽しみたい方は、下記リンクからどうぞ。

「White&Nerdy」の歌詞

「White&Nerdy」に関するWikipediaの記事

「It's all about The Pentiums」の歌詞

「It's all about The Pentiums」の訳詞

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このページは、にっくが2008年12月22日 20:00に書いたブログ記事です。

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